学校ブログ

進路説明会で将来を確認

2017年10月10日 08時00分

 進路決定に至る指導は、中学校教育の使命です。不易と流行の二つの側面があり、どちらも意識する必要があります。
 不易の部分は「公立中学校の受験は団体戦」という意識です。私立高校推薦制度から都立高校分割後期・二次募集まで、各自の進路決定時期は約二か月間の間、バラバラです。個人で行う受験ですが、集団で喜びを分かち合うまで長い時間を過ごすため、さまざまな心理が働きます。それを乗り切らせるために、集団の一員であることの意識を持たせたいのです。
 流行の部分は、「特に都立高校で毎年制度が変更される」、という知識です。昨年度の反省を生かして、素早い対応をする東京都の制度変更を知っておくことは大切です。教員でも前の周りの生徒たちを送り出した三年前の知識だけでは、進路指導は不可能です。生徒たちに必要な情報を提供するために、必死に勉強しています。もちろん、制度を利用・活用するのが目的ですから、本人保護者の皆様とともに十分話し合い、希望を尊重して進路決定の手助けをしてくことは言うまでもありません。