学校ブログ

本校生徒の寛容さに感謝

2020年2月27日 10時58分

 本校生徒の気風として、多様性への寛容な受け入れが挙げられます。なぜか受け継がれていくようで、学年が上がるごとにその幅が広がっていきます。当初案じられた1年生たちにも、そうした気風が育ってきました。
 転入生について個別に紹介することは教育的な配慮のため、これまで控えておりましたが、社会情勢を考慮し、また保護者・本人の公開可の意向を勘案して、事例として少しだけ説明します。先日、転入生の受け入れについて、1学年は学年集会を朝の時点で設定し、生徒に説明しました。
1 中国・深圳市在住で春節前から南半球を家族旅行中、ウイルス対応で帰宅不可となる
2 1月30日に帰国後、2週間区内ホテルで待機、その後一時的な住居での待機も症状なし
3 深圳日本人学校の年度内閉校のため、港区教育委員会との協議で短期就学が認められ、在住住所から本校を指定
4 非常事態により自宅に戻れなかったため家財なく、困窮のため標準服を貸与
5 本人の意思により、定期考査での自己の学力測定を希望
6 温かい気持ちで受け入れてほしい
 当日の様子を担任が下校時に尋ねたところ、周囲は普通に接してくれた、との本人談でした。本校生徒に感謝しつつ、皆様のご理解ご協力をお願いするばかりです。マスクの品不足の時期でもあり、諸事情を汲んでいただきたくお願いいたします。お問い合わせがありましたら校長・平川までお願いいたします。