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2017/11/01

高陵中生の素敵なところ

| by 管理者306
 合唱コンクールのたった一枚の賞状のために、その先に一人で味わうことのできない何かのために、二週間に渡る集団での練習を行うのは、大変なストレスのはずです。そのストレスを自分たちの力で乗り越えていく実感を持てたでしょうか。高い水準の合唱に、生徒たちの文化や精神性を感じずにはいられません。
  さらに合唱コンクールは審査を伴います。その際には、当日を迎えるまでの葛藤、先が見えない不安、反復練習を繰り返す単調に耐えた生徒の成長がフラッシュバックされるかのようです。担任指導を見ていても、一緒に歌う練習、黒板のメッセージ、励ましの言葉が生徒に通じるだろうと信じて、人間が人間に対しているのが伝わってきました。しかし、審査はその瞬間の出来を判断しないといけません。素人とはいえ審査員も必死です。努力のあとを聞き取り、声量だけに惑わされず、パートを正確に、曲想を理解して強弱や速度を表現しているかに、あえて順番をつけるのが、真剣に歌う生徒たちに報いることとだと考えるからです。
   さて、もう一つ、高陵中の文化度の高さを感じたのは表彰の際です。賞状を授与した際、私は「どうぞみんなに掲げていいですよ。」と添えましたが、誰もその行為はせず、静かに受け取りました。職員から意見があり、「順番をつけないといけないならば、勝者が敗者に掲げて見せつけるのは配慮に欠ける行為で、それを勧めるべきではない」との指摘でした。なるほど確かに生徒たちの行動を考えると、そうした認識があったのでしょう。配慮に欠けたのは私でした。その気遣いが自然にできるのは、高陵中の生徒も先生も素敵な資質ですね。
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