給食日記

タイトル
6月18日(木)の給食
テキスト
豆腐とえびの旨煮丼
五目豆
パインゼリー
牛乳

五目豆は、大豆、ごぼう、人参、こんにゃく、昆布に味がしっかりと染みて、見た目のバランスもよく仕上がりました。調理員さんによる3つの技がポイントです。

1つめは、大豆と同じくらいの大きさにそろえて切ること、2つめは、こんにゃくを下茹でをしておくこと、3つめは、調味料を入れる順番です。
こんにゃくを下茹ですると、水分がほどよく抜けて、出汁や調味料がしみこみやすくなります。独特のこんにゃくの臭みを抑えられ、食べやすくもなります。
料理の味付けをするときに、この順番で入れるとおいしく仕上がる、とされている「料理のさしすせそ」を聞いたことがある方も多いと思います。
 さ・・砂糖 
 し・・塩 
 す・・酢 
 せ・・醤油 
 そ・・味噌

今日の五目豆の調味料は三温糖、みりん、醤油でした。
三温糖は、分子が大きく、素材に味が染み込みにくいので、最初に入れました。
みりんは、料理に照りやコク、甘味を与えてくれます。最初の方に入れ、アルコールをしっかりと飛ばしました。醤油は、塩味を付けるだけではなく、うまみ・甘味・コクを加え、味わいを良くします。今日は、醤油の味を食材に染みこませるため、また、香りや風味を生かすため、最初と中間、最後と、醤油を3回に分けて加えました。

豆腐とえびの旨煮丼は、豆腐を10.4kg使いました。味付けをして、片栗粉でとろみをつけた汁に、下茹でをして、程よく水分を抜いた豆腐を入れました。水っぽくならず、豆腐の形もきれいに保つことができます。

給食時間中に、1年生の女子生徒2人がいっしょに、旨煮丼を盛り付ける深皿を持って、おかわりをしに来ていました。
「ごはんにかける旨煮はもうないけど、大丈夫?」(すでに旨煮の食缶の中は完食で空っぽでした。)と声をかけると、「ごはんがおいしくて、ごはんをおかわりしたくて来たので、大丈夫です!」と元気よく答えてくれました。

今日の給食のお米は、山形県産の「ひとめぼれ」です。
粘りの強さと飽きのこない甘味が特徴です。

これからも、よく噛んで食べて、お米のおいしさを味わってほしいと思います。
画像