校長あいさつ

平成30年度開始 新入生を迎える春
                       校長 平川 恒美
 
新年度が幕を開け、新学習指導要領移行期間を迎えます。授業改善の校内研究を進めていますが、港区研究奨励校としての発表会ほか、様々な新しいことに取り組む年度となります。年間行事予定では教育課程を精選して土曜日を2日間減少させながら、土曜日の公開内容を充実させています。社会に開かれた地域の学校を目指し、皆様のご意見を反映させて改善に努力する所存です。
 75名の新入生は伝統ある本校の一員となり、中学生としての第一歩を踏み出します。今年はなんと二十の小学校から、進学先に本校を選んだ生徒が集まりました。良い意味でリセットできる進学の機会を活用した成長を祈ります。義務教育の後期である中学校の三年間は、あっという間で、心身ともに成長の度合いは加速的です。この時期には、さまざまな自分の中での葛藤があって当然です。周囲の友達や先生、そして保護者の方々といわばぶつかり稽古をしながら、大人になっていきます。その過程には、先が見えない将来への不安や、やってみなければわからない壁が存在します。自分を納得させるためにはその壁を乗り越えないといけません。わざわざ苦労するのが学校生活と覚悟してください。学校はサービスを提供する場でなく、我慢を学ぶ場なのです。学習とともに、生活する中の時間と空間こそが大切です。人間がAIに勝つための要素は、多様な個性を持つ公立中学校にこそ用意されています。そして、公立中学校でありながら、都内でも有数の恵まれた学習環境が用意されている本校で、将来へつながる貴重な三年間を充実させることを期待しています。
 脈々と続く本校の歴史と伝統を、入学後にしっかりと実感してください。そして、君たち自身が新しい時代を切り開いていくのです。変化の激しい時代に対応していくために、人としての生き方、在り方の基礎・基本を学ぶ場が本校と考えると良いでしょう。教育目標は、普遍的な以下の三点です。
1 深く考え、進んで学習する。
2 責任を重んじ、規律正しく行動する。
3 心身を鍛え、情操を豊かにする。
 心温かく意識高く、君たちと共に成長している教職員と、素晴らしい校舎・設備が新入生を迎えます。港区教育ビジョン「すべての人の学びを 支え つなぎ 生かす」を踏まえて、新しい時代を拓く学習指導要領の実現を目指した教育活動が展開されます。うわべだけでない知識に深い理解を伴い、他と交流する学習や特別活動などを楽しみにしてください。さらに地域の学校として活動する際の、家庭や青少年対策高陵地区委員会、高陵アカデミーの小学校・幼稚園との連携等では学校外との結びつきを感じられることでしょう。三年間の中学校生活を充実させられるかは、生徒の皆さん自身にかかっているのです。そのことをおおいに自覚してください。でも大丈夫です。生徒の皆さん、一緒にがんばりましょう。
 在校生は新入生の姿を見ると、自身の成長を実感できるのではないでしょうか。本校で過ごしてきた重みを、立派な姿で様々な機会に見せてあげてください。
 保護者の皆様、地域の皆様に改めてお願いします。公立中学校である本校は、皆様のご支援なしには成り立ちません。本校教職員一丸となって教育活動に当たります。ぜひご意見をお寄せいただき、生徒の成長のためのお力添えをお願いいたします。