校長あいさつ

校長室より

 校長 大平 達也

「麻布の高台に創る学校が、教育の殿堂として高く大きく成長し、発展してほしい」という願いが校名に込められた本校は、昭和26年4月に開校して以来、その校名にふさわしく、長きにわたる輝かしい伝統を継承し、令和5年度は、72年目を迎えました。

 そして、今年度は、少しずつ生徒たちの活動への制限が解かれていく大切な転換期になります。これまでも、本校の生徒は常に前向きに生活を送ってきました。様々な機会をとらえて、できないことよりも、できることに目を向けて活動し、立派に成長を遂げてきました。

今後は、これまでのことを生かし、安全と健康を守る中で、単に旧に戻るのではなく、生徒ともに作り上げてきた高陵中学校をより新しく紡いでいきたいと考えています。

また、未来を創る生徒たちには、状況の変化に対応していくだけでなく、自らより良い変化を起こしていける力を養ってほしいと思っています。そのために学校では、学年間を超え、学校を超え、他者と対話と協議を重ねて最適解を求める力、前向きで粘り強く取り組む力、自ら課題を見つけ解決へ進む内発力、を身に着けさせていきたいと考えています。

今年度の教育目標の重点は、「深く考え」です。学ぶ意欲と学力の向上(知)、人権尊重の精神と豊かな心の育成(徳)、体力向上と健康増進(体)の取り組みの中で、生徒や職員が「深く考え」それぞれの活動を充実したものにしていけるよう努めてまいります。

 

また、本校はこれまでの長きにわたり、保護者や地域の皆様から、多くのご支援、ご協力をいただいてまいりました。PTA、保護者の皆様にも、子供たちのために様々な取り組みを工夫しながら実施していただいております。コミュニティースクールとしても、地域や企業・事務所の皆様に、多くのご理解ご支援をいただきながら教育活動を行うことができております。心より感謝申し上げます。これからも、これまでの成果をもとにより良い活動となるよう、この地域の教育力を生かしていきたいと考えています。

 

どうぞ、引き続き、本校の教育活動へのご理解とご支援を、よろしくお願いいたします。