校長あいさつ

平成29年度開始
  公立中学校の多様性をご支援ください!

                       校長 平川 恒美
  
  新入生の入学を待っていたかのように、桜が満開の時期を迎えております。
  73名の新入生と、6名の転入生を迎え、高陵中学校の新しい年度が始まりました。地域の子どもだけでなく、さまざまな環境から集まっている生徒たちの一人一人の成長が楽しみです。学校には感動がある、というのは日々実感し、新たな組み合わせからなる本校の成長を実現できるよう、努力いたします。教職員一同は温かい気持ちでいながら、課題に向かって意気盛んです。保護者・地域の皆様、どうぞご支援のほどお願いいたします。生徒のために、教職員のために、ぜひたくさんのご意見をお寄せください。必ず改善に向けて努力し、よりよい方向性を追究していきます。皆様のご支援は必ず生徒に反映します。不十分なところはご指摘いただき、地域の学校である本校をどうぞ育ててください。

 学校は、人としての生き方、在り方の基礎・基本を学ぶ場です。個の伸長を目指し、人との関わりを大切にして、豊かな人間性を培うのが使命とされます。教育の目的は教育基本法第一章・第一条に以下のように示されています。
「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない」
これを踏まえて、学校の教育課程を生徒のために編成して、生徒・保護者・地域の期待に応えたく存じます。理念に沿って、地域の公立中学校である高陵中学校からお願いしたい基本は、「皆さんの協力なしには成り立たない」ということです。いろいろな教職員、友達がいる公立中学校は、多様性を学ぶところに価値があります。批判だけしようと考えると簡単なのが学校で、秩序を成り立たなくするのはむしろ簡単なのです。きちんとした学校運営は、保護者・地域の皆様のご理解・ご支援がないと、もともとできないことなのです。
 あらかじめお願いしておきますが、小学生の頃可愛かった皆様のお子様は、中学校以降、違う人格に変容していきます。ある日突然、口答えをするようになり、言うことをきかなくなったり、反抗したり、服装や行動に変化が生じます。その際、つい原因を学校や友達や保護者や特定の出来事に求めがちです。しかし、それは賢い考え方ではありません。いわゆる思春期、中学生の時期には、当然の発達段階として起こる事象にすぎません。では、どうすべきかというと、周囲の大人が協力して受け止めることが大切です。学校は教科の学習と行事などの特別活動で集団生活を送らせ、わざわざストレスをかける場なのです。いわば我慢を強いて、その上で乗り越えさせる支援をしていく場です。サービスを提供する場ではないのです。この基本をご理解いただいて、お子様を送り出してください。その際、ともに子育てをする同志として、ご協力いただきたいのです。子どもは大人に対して、集団でぶつかりげいこを仕掛けてきます。その際、理解はしても必要以上に受容してはいけないのです。
 中学生の時期、いろいろな事件事故はあってある意味で当然です。もちろん予防するための細心の配慮が必要ですが、どのように対応していくかが問われます。これはどの公立中学校に進学したところで変わりません。また、学校が何をしてくれるか、ではなく、保護者が何をできるのかにご理解・ご協力いただくか、が問題なのです。ぜひ学校に足を運び、事実をご覧になって、ご意見をお寄せください。
 公立中ですので、区の施策・制度が変更され、教員の異動は必然です。しかし方針の基本は変わりません。入学先として選んでいただいた本校で、生徒と、保護者・地域が協力して新しい高陵中学校を、一緒に創っていく、そのようにお考えください。おかげさまで現在、公立中学校でありながら生徒たちにとって将来に役立つ内容が豊富に用意されている事実は、自信をもって申し上げます。これまでの生徒、保護者・地域の皆様のご協力のおかげで、充実した教育活動が成立しています。
 教育目標は、以下の三点です。
1 深く考え、進んで学習する
2 責任を重んじ、規律正しく行動する。
3 心身を鍛え、情操豊かにする。
目指す学校の姿は、以下の3点です。
1 確かな学びを展開し、学ぶ喜びを実感できる学校
2 生徒一人一人の能力を伸長し、豊かな心をはぐくむ学校
3 家庭・地域と共に歩む学校
 ちなみに、H29.30年度、港区教育委員会の「研究奨励校」として申請し、認められれば一層の授業力向上を図る所存です。
 また、幼・小中一貫教育の推進を「高陵アカデミー」として、本村幼稚園、本村小学校、笄小学校と連携した教育を実施しています。テーマのサブタイトルは「協働」を挙げて、新しい学習指導要領に対応を図ります。地域の特性に対応した内容です。今年度から教科分科会を年間通じて設定し、教員同士のつながりもより強固になってまいりました。
さて、皆様、高陵中学校に関わる一員として、様々な機会にご意見をお寄せください。個別にもお気軽にご相談ください。どうぞよろしくお願いします。