校長あいさつ

コミュニティ・スクール元年      校長 平川 恒美

   今新しい時代の変化が著しい中、今年度も校長として全力で学校経営にあたりたく存じます。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。地域の児童数が少ない本年度で、新入生は最終的に70名、2クラスとなりました。今年度新入生の出身小学校は15校で、多様な生徒への対応が大切となるでしょう。様々な教育課題に的確に対応し、指導技術を有する中学校堅・若手の組織的な育成が喫緊の課題です。これまでの成果を生かしながら、教育課程内容と学習評価の見直しを定着させ、働き方改革を実現できるよう業務改善を行っていきます。また、学習指導要領、港区の教育における基本的方向性を踏まえ、継続してきた中学校期的目標を尊重しながら東京都・港区の新しい施策について対応し、生徒の育成に努力します。

 新学習指導要領の実施2年目の年度となり、「社会に開かれた教育課程」の実現を目指し、今年度コミュニティ・スクールを開設します。さらに、多様性を尊重しながら「生きる力」の育成を学校全体で行い、生きて働く「知識・技能」の習得、未知の状況に対応できる「思考力・判断力・表現力等」の育成、学びを人生や社会で生かそうとする「学びに向かう力・人間性」の涵養を目指します。社会変化に対応できる生徒の資質、能力の育成のために、教育目標の達成にあたり、社会に開かれた教育課程を設定しました。麻布地区にとどまらない、地域の教育資源を活用し、地域社会との連携を拡大して取り組みます。コミュニティ・スクールを学校運営協議会と学校支援地域本部を両輪として設定し、地域ボランティアを導入して教員の働き方改革を推進するよう努力します。皆様、学校へのご支援を「地域ボランティア」としてご検討お願いします。各種検定の校内実施、キャリア講話の人材紹介、職場体験受け入れ先の紹介、部活動の継続、には皆様の協力が必要です。

 また、学習評価の充実を目指し、「生徒にどういった力が身に付いたか」という学習の成果を捉え、指導の改善を図り、生徒自身が自らを振り返って次の学習に向かえるよう、学習評価の在り方の改善を図り、十分な説明を行ってまいります。さらに、教職員集団について、志ある人材の育成を目指します。学習指導要領の以下の理念を生かし、教員の指導力向上と合わせて、その期待に応えられる学校として地域連携を図り、理解・協力を求めていきます。学習指導要領を踏まえ、港区教育ビジョンの基本理念《すべての人の学びを支え つなぎ 生かす》を尊重します。港区学校教育推進計画での目指す人間像《生涯を通じて夢と生きがいをもち、自ら学び、考え、行動し、未来を創造する人》を育成するよう、学校・保護者・地域との交流の機会を一層増やし、意見を取り入れながら追究します。生徒・保護者・地域、また広く社会から尊敬され、信頼される質の高い公立中学校学校の教師集団を目指して学校づくりを推進します。ご意見を聴きながら進めてまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。

  国語教育の全国大会の成果を現在に継続

 令和元年11月14日(木)六本木ヒルズ・ハリウッドプラザ  11月15(日)(金)本校を会場に中学校国語科の授業改善のための全国大会が行われました。令和4年4月1日現在、東京都中学校国語教育研究会会長を務めておりますので、以下の件でお問い合わせがありましたらご連絡ください。

主催 全日本国語教育研究協議会・全関東地区中学校国語教育研究協議会・東京都中学校国語教育研究会
後援 文部科学省・東京都教育委員会・港区教育委員会・公益財団法人日本教育公務員弘済会
 本校生徒たちが東京都を代表する国語科授業指導を体験しました。貴重な機会となりましたこと、生徒たちは積極的な参加を見せて健闘したこと、報告いたします。受付業務、会場案内などご協力いただきました保護者の皆様、誠にありがとうございました。
全中国研・研究紀要表紙.pdf