学校ブログ

学習評価の在り方を校内で研究

2020年6月23日 15時32分

 今年度の本校校内研修の主題は「新学習指導要領の全面実施に向けての最終準備 ~『主体的・対話的で深い学び』を実現するための評価と工夫」です。評価の方法について研修を深め、新しい学力観をとらえて、生徒たちに適正な評価をするのが目的です。
 学習指導要領の改訂に伴う学習評価については、平成28年12月の中教審答申、平成31年1月の中教審・初等中等教育分科会教育課程部会報告、等々で改善の基本的な考え方が示されています。令和2年3月、国立教育政策研究所教育課程センターが作成・公表した「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料」が示され、詳しい解説がなされました。校内ではまとまった時間の会議の設定が困難なため、資料を提供し、要点や資料を提供して研修しています。保護者の皆様にもお知らせした上で、明らかにしておくべきものです。いけませんね、専門用語が多過ぎました。
 上記資料で示された学習評価の基本方針は以下の3点で、「指導と評価の一体化」という言葉に表されます。
〇生徒の学習改善につながるものにしていくこと
〇教師の指導改善につながるものにしていくこと
〇これまでの慣行として行われてきたことでも、必要性・妥当性が認められないものは見直していくこと

 「資質・能力を基に再整理された」学習指導要領の指導事項について、教員が評価規準を作成して評価に結び付けていきます。本校では、管理職の日常の授業観察とその後の指導助言、教員同士が互いに授業を見合う期間の設定、都教委訪問の活用、研究授業、高陵アカデミーでの幼小中連携での教科分科会など様々な機会で教員の授業力向上を目指しています。
 とはいえ、理念に沿わない指導や評価規準等が示される場合があり、その都度説明して教職員育成に当たります。生徒たちの日記帳にある記述から担任経由で発覚して指導に至ることもあり、様々なチャンネルからご意見をいただけますよう改めてお願いいたします。必ず改善に結び付けるためにも、ご理解とご協力、温かいご支援を賜りたくお願いいたします。