保護者会でお知らせしたことは
2020年7月14日 10時41分 保護者会は短時間で実施のため、お伝えしきれなかったこともあろうかと存じますがご容赦ください。10分間限定の校長持ち時間のため、タイマーを準備して臨みましたが、皆様を前に非言語、周辺言語部分が加わったせいか3分の超過でした。教務主任・生活指導主任のおかげで、予定の時間内で収まりました。さらに、ブログでは、文字言語と音声言語の違いなどから伝えきれぬことがありますが、以下事前文書に触れていない部分をお知らせします。
新年度開始以来、4/6(月)始業式を校庭で2.3年生別々に実施、その後入学式最終準備の確認中に臨時休校が決定しました。4/7(火)は対応の検討、自宅学習課題の作成などでよく話し合い、4/8(水)の職員会議まで職員とよく話し合い、動画の作成をしたのちの4/9(木)からの自宅勤務を命じました。メールや本校教職員ZOOM会議、教員用ホームページ等の活用により、授業動画制作と配信を日直制度の工夫で継続しました。段階的に1年生への教科書配布、全学年への副教材の配布を組み合わせて、生徒への個別対応を継続しました。一方的な授業動画は150MB、5分の制約があり、プロの動画にかなわないのだから、普段の生徒に語り掛ける内容で冗談も含むとする方針で制作した授業動画を継続しました。また、同時双方向性のオンライン授業は環境がまだ不十分でしたから、教員の個別対応による課題提出とチェック、励ましや相談という方法で対応しました。とはいえ、何事もやってみないことにはわからないのです。ICT化の流れは進めるべきです。この数か月での教職員のICT技能は飛躍的に向上しました。港区が設定した「MINATO TEACHERS CHANNELS」には、本校教員が何人も関わりました。
とはいえ、小中学生の発達段階では、今のところの効果は生身の、ライブの授業にはかなわないのです。Youtube限定公開での港区内の登録生徒・保護者からの再生回数は、低率にとどまっています。全国各地から届く業界誌(紙)での実践報告でも、授業動画の限界が15分程度ではないかという報告が寄せられています。私たち教員はYoutuberではなく、システムエンジニアでもないのです。
それでも、双方向性のオンライン授業には、大きな可能性があります。環境が整えば、確実に効果があるでしょう。動画を含め、それぞれの方法の利点を活用する、この流れはとどめようがなく、おおいに研究の余地があります。10月からのタブレット端末の生徒への配備により、可能性が広がります。保護者の皆様には、追ってお知らせいたします。