一往復半の言語活動
2020年9月9日 18時12分 本校の共有する指導方法の一つに「一往復半の言語活動」があります。すべての教育活動の基本なのですが、一方的な説明で終わらずに思考させて評価・指導するのが教員の基本です。生徒は①説明を聴いて ②質問や意見を述べて ③補足説明を受ける ということになります。また、「一時に一指示」、は基本的な指導技術ですが、いかに端的な表現で発問・指示するかが教員の技量を表します。
本日の1年社会科では、
①律令制の時代の貴族の食事メニューの写真を提示して、
②自分がそこから気づいたことを書かせ、
③列の5人を指定して考えを述べさせ、
④簡単な誉め言葉で評価した後、
⑤「今の友達の発言の中で、海に関係する内容は何でしたか」と発問し、
⑥挙手した生徒を指名して、内容を説明させ、
⑦「同じことを気づいていた人は挙手して」と指示・評価する場面がありましたが、①~⑦までで3分かかりませんでした。他の場面でも生徒の思考が交流する場面を設定し、認識の深まりを感じさせることができた様子が伺えます。ご家庭でも聞いてみてください。