久しぶりの全校朝礼
2020年9月14日 18時55分 港区のガイドラインに沿って、三密を避けて、生徒のマスク着用を徹底して全校朝礼を実施しました。先週生徒朝礼があったばかりだというのに、生徒たちは久しぶりの様子で、静粛に入場することや、整列する位置を忘れていたりして、早速校長講話の中で整えさせられるという初めでした。
とはいえ、さすが高陵中の生徒たち、整列がリセットされると、しっかり気持ちを整えて朝礼に臨んでいました。本日の校長講話は、「高陵中で生活する利点(メリット)」です。それは「いろいろな生徒たちと生活する中で学ぶ多様性」としています。まだまだ未発達で失敗が当然の年代の生徒が集まって生活する中で、発生する問題を解決しながら人との距離感を学んでいけることは、貴重なことです。時間と空間を共に問題を解決していくこと自体が価値あることで、何事も起こらないようにすることが目的ではないのです。
夏休み明け、きちんとした行動をとっていた大多数の皆さんの協力で、集団は成長しています。友達の一言で、歯止めがきいたり、心が和んだりするのです。自分の我を通そうとしたり、嘘をつきとおそうと考えても、周囲の友達にはわかっていることで、信頼を失っていくでしょう。すべての友達や先生全員と仲良くなるのは不可能ですが、礼節を尽くしてきちんと生活していくことは覚えてもらわないといけません。長い説諭でなく、別の方法が効果的なのは、教育現場にある技術といえるでしよう。その上で、互いの多様性を認め合い、将来を開く基本としてほしいですね。と、繰り返し伝えていきたいところです。