情報モラル教育の必要性
2021年2月16日 08時41分 道徳授業地区公開講座の後、校内の教職員でワールドカフェを実施しました。道徳授業について実践を交流した後、「情報モラル教育」についてワールドカフェ方式で話し合いました。目的は2つあり、情報モラル教育について資料から基礎情報を整理することとワールドカフェの進行について学ぶこと、でした。
タブレット端末などICT機器の使用に伴い、よろしくない事象が起きてくるのは目に見えています。今回の道徳授業地区公開講座のテーマに情報モラル教育を取り上げたのは、情報機器の取扱いを取り締まろうと考えると本来の利用活用を制限してしまうことになるのを避けたいところから始まっています。学校では意識を育てる方が合理的です。
2年生の教材で紹介があった「スマホ脳」(アンデシュ・ハンセン著 久山葉子訳 2020/11/08 新潮新書)は、ちょうど私も読んでいたところでした。ICT機器は、人間が「道具」として使うのはよいのですが、人間が支配されてしまうようではよろしくありません。スティーブ・ジョブスがわが子にiPadを与えなかった理由も明らかです。生徒の皆さん、先生方の隙をついて体験版ゲームをこっそりダウンロードして授業中にやったり、休み時間のゲームや授業中の無関係なチャットにいそしんだりすることは、確実に自分の将来を破壊しますよ。