新企画の修学旅行報告会
2017年11月6日 11時12分 今年度、三学年の新しい企画として行われた修学旅行報告会は、成果が認められました。
土曜授業企画とした11/4(土)2,3校時(9:50-11:35)体育館に、区教委・保護者の皆様がお越しいただき、誠にありがとうございました。生徒たちの日常が温かい心のもとに進行しているのが伝えられたのではないでしょうか。
3年生が2年生に、修学旅行での京都市内班別行動について、おすすめのコースやルートをプレゼン形式で紹介しました。
プレゼン資料の作成も、伝え方も、よく工夫がなされ、ユーモアやさまざまなパフォーマンスまで盛り込まれ、12班もありながら聞き手を飽きさせることなく進行していました。一部内容の真偽に課題はありましたが、素晴らしい内容でした。2年生たちの反応も、しっかり聞いた上で温かい気持ちで反応し、声をかけたり、返答して話し手と交流したり、笑い転げたりと優れた聞き手として良い態度でした。これもまた高陵中の良いところです。
指導講評で私からおおいにほめて次への課題を伝えました。原稿を読み上げる傾向はまだ残っていましたが、聞き手を見る視線の方向や間合いを意識できました。公式な見解・演説なトド違い、今回のような説明やスピーチは、作成した発表原稿を作成した後、原稿を捨て去り、要点のメモを作成して聴衆に対するとよいのです。国語科の「話すこと聞くこと」の基本です。3年生の中には原稿の内容を自分のものにして、それが実行できていた者が多く、頼もしさを感じました。
発表の機会に考えるべきは、「相手意識・目的意識」です。今回は対象が保護者地域でなく、2年生で、来年のコースづくりの参考に、自分たちの経験をもとにおすすめのコースを伝えるのですから、苦労したこと、コース決定の決め手になったこと、注意しておくとよいことなどが伝えられるとよいのです。
課題として、地名の読み違いが目立ち、いくつか口頭で指摘しました。また、二条城二の丸御殿・鴬張りの廊下は、設計されて建造された事実を理解するなど誤解のないように修正が必要です。口頭での発表に限らず、情報の選別や判断は、日常に問われていますね。