学校ブログ

資質能力の育成は

2022年9月9日 10時06分

 先日区教研国語部会で痛感したのは、学習指導要領での指導事項に必要な指導技術の伝達についてです。

 学習指導要領中学校国語では、「話すこと聞くこと」という領域があります。つまり国語科だけが話し方聞き方を指導しないといけないのです。そんなの指導しなくてもある程度できるだろう、という指摘に応えるために、確実に指導しないといけない内容が学習指導要領に示されています。国語科は他にも書くこと、読むことの技術を教えるのが仕事です。他の場面や文章を読む際に役に立たないと意味がないからです。

 実は私は話すこと聞くことが研究の専門で、30年来指導技術の普及に取り組んできました。もちろんそれだけしか研究しないわけはありませんが。全ての教科の基礎を支える教科であり、書くこと読むことはじめ、他に役に立つべき実技教科であるとかねがね発信してきました。まだまだ伝えきれていない、と感じずにはいられません。大袈裟かもしれませんが、日本の将来のため、生徒のため、教員のためにどうすべきか、考えさせられました。