書写は「わかって書けるか」
2020年1月10日 15時10分 書初め展の機会に、書初め学習の意味を簡単に解説します。中学校書写では、普段書く文字を速く美しく書くための基本を学ぶのが目標です。書初めはその象徴で、それぞれの学年の学習内容が達成できているか、が審査のポイントです。ちなみに以下が学年の内容です。「書写に関する次の事項を理解し使うこと」が共通で、わかって書いているか、が大切なのです。他の文字に応用できなければ意味がない、ということです。
1年(ア)字形を整え、文字の大きさ、配列などについて理解して、楷書で書くこと
(イ)漢字の行書の基礎的な書き方を理解して、身近な文字を行書で書くこと
2年(ア)漢字の行書とそれに調和した仮名の書き方を理解して、読みやすく速く書くこと
(イ)目的や必要に応じて、楷書または行書を選んで書くこと
3年(ア)身の回りの多様な表現を通して文字文化の豊かさに触れ、効果的に文字を書くこと