感染症アドバイザーの言葉に勇気をもらう
2020年7月20日 19時19分 期末考査が終了し、本日から答案の返却が始まっております。結果に一喜一憂する表情に、本来の学校生活が戻りつつあることを実感します。事件やいさかいやSNSでのトラブルが発覚してこそ、むしろ正しい発達段階での通過儀礼ともいえること、保護者の皆様と協力して対応し、生徒の成長の後押しをしたいものです。
公立中学校の現場は、多様な生徒・教職員がいることが特徴です。社会の縮図たる公立中学校の生活から学ぶ寛容性は、大いに価値あるものです。先日、感染症アドバイザーの訪問があったことはお知らせしましたが、その後の意見交換はリモートで実施し、その内容と結びの言葉に大いに力づけられた感がありました。例えば、机や衝立、鉄棒や支柱の消毒は不要で、手洗いの対応が実質的な効果があること、消毒用アルコールがなくなったら、物を拭くには次亜塩素酸ナトリウム水溶液(塩素系漂白剤)に限らず、台所用洗剤を薄めて使うとよい、と経産省が推奨していること、等です。また、感染者が出た場合の学校の行うべきこと、気を付けること、行動の基準は?という問いに、「『大人の対応』であある。どんなに努力しても感染は避けられない。犯人探しが論外で、感染者は増加しているが保健所の指示に従い、感染者に寄り添う指導をすべきである。『早く終わるように頑張ろうね』の励ましが大切で、、学校・園ができる対応は限られている。病院に行く指示、自宅に待機する指示、医師や保健所と相談して検査を受けるよう勧める指示のどれかであるから、冷静な対応が大切である。個人情報を守るよう努力し、心ないSNSでの拡散防止を呼び掛けるべきである」とのお話に思わず胸が熱くなりました。