生徒の態度・聴く力に講師が感動!ボッチャ体験
2017年3月10日 15時37分3/9(木)午前中は三年生の球技大会、午後は全校のボッチャ体験でした。
午後はボッチャ体験の講師の皆様が、高陵中の生徒たちの態度と交流ぶりに感動してくださっていました。生徒の心にきっと残るものがあったことでしょうが、講演してくださった方々の側に感動があるのは、本校生徒に素晴らしい資質があるからです。
障害を持ちながら、パラリンピリアントップ選手として活動する選手の皆さんには、重みのあるストーリーがあります。水泳の強化選手だった藤井選手の失意とボッチャとの出会い、その後の活躍は生徒に響いたことでしょう。また、脳性まひの蛭田選手が、小学校時代の思い出を語っていた時、つい、胸に迫るものがあったのでしょうか、言葉が続かなくなった時間がありました。同級生が自然に手伝ってくれる日常の中、上級生からいじめを受けた時、同級生のみんなが一緒に立ち向かってくれた話の途中でした。2分に達しようかという長い時間、まさにみな息を呑んで次の言葉を待ち続けていたのです。進行役の佐藤様がフォローしてくださるまで、生徒は心から聴く力を発揮していました。生徒たちそれぞれが、辛かったはずの蛭田選手の話を想像していたのではないでしょうか。そして温かい拍手、一緒にボッチャを体験して楽しんでいる様子、プレーできなかった生徒たちにスペアのボールのセットを貸している時に交わした会話、講師の方々は確実に本校生徒の良いところを発見してくださっていたのです。
ありがたい機会をいただきました東京都人権啓発センターの田村様はじめ関係の皆様に、心から御礼申し上げます。