お知らせ

【特別支援】

令和7年度1学期特別支援教室への通級の希望について

 本校では、コミュニケーションや学習面で課題や心配のある生徒を対象に、生活面や学習面での困難さを軽減する支援を行う特別支援教室「高陵チャレンジルーム」を開室しております。
 令和7年度1学期以降、特別支援教室の通級を希望される保護者の方は、別添資料をお読みになり期日までにご相談ください。

R7新 16 【保護者用】R7特別支援_学校 案内文.pdf
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学校ブログ

障害者理解の機会を設定 3/9ボッチャ体験・講演会

2017年2月18日 07時50分

 「人権問題体験学習会」として、ボッチャ体験・講演会を計画いたしました。年度途中ながら東京都人権啓発センターのご支援を得て、決定いたしましたのでお知らせします。全校の生徒たちに、プレゼントになれば幸いです。人権教育の一環、また、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、障害者スポーツ交流の機会を設定します。
 機会をいただいた計画は以下の通りです。

日時 平成29年3月9日(木)13:35-15:25
会場 本校体育館
内容 ボッチャの体験や現役選手、コーチによる講話を通して、子どもたちが障害者の人権について考えるための機会を提供する。競技を始めた経緯や日々の生活で感じる思いなど、講話を中心に展開。代表生徒が競技を体験し、また選手・コーチと交流できる時間(質疑応答など)を設ける。
講師 藤井 金太朗 様(JAPAN強化指定選手BC4クラス)
    蛭田 健一郎 様(日本選手権ベスト8 BC2クラス)
    佐藤 勝枝 様 (東京ボッチャ協会副会長)
 
 先日参加した港陽中の研究発表会の講師は、アテネパラリンピック視覚障害クラス男子マラソン金メダリストの高橋勇市 様でした。パラリンピック優勝タイム2時間44分24秒という素晴らしい記録の陰にあった苦労の数々は、大変重みがありました。持たせてくださった金メダルの重みと同様に。高校時代に病気を診断され、二十歳で失明するとの宣告に自暴自棄になった日々、失明後のマラソン挑戦のきっかけ、伴走者とのトレーニングなど、エピソードに事欠きませんでした。海外では、どこに行っても白杖の姿に声をかけてくれたり、地下鉄に乗ればあちこちから席を譲るために服をつまんでガイドしてくれたり、との話は、考えさせられました。「日本の鉄道車内で、いまだに席を譲られたことがない、本当はトレーニングのために立っていたいけど、この年になっても席を譲ってもらった経験がない」とのことでした。来る2020東京オリンピックパラリンピックには、障害者に対する意識は進歩できているのでしょうか。少しでも助けになれるよう、心を育てる教育に努力したく存じます。

 私自身、亡父が視覚障害者で、幼いころの葛藤は辛いものがありましたので、苦労が身につまされます。講師が、「親族に障害者がいる人は?」との問いかけに素直に挙手できたり、事実を隠さず口にできるようになるまで、だいぶ長い時間がかかりました。日本では、視覚障害者の鉄道ホーム転落死事件が後を絶ちません。差し伸べてくれる手や声や心があれば、防げるものです。亡父の時代は、外出すらためらいがちでしたが、少し時代が変わりました。とはいえ、席を譲らない現実があります。正しい認識が、違いを認めるという基本に立ち返り、生徒たちに機会を作ります。
 3/9に保護者・地域の皆様も、どうぞご参加ください。席を用意してお待ちしております。  

受験は団体戦

2017年2月17日 08時00分

 3年生たちへの励ましは、繰り返し伝えてきたことです。保護者の皆様にも繰り返しお願いしなければならないと痛感していることは、「受験は団体戦」という認識です。公立中学校では常識であるこの言葉は、本校においても強く意識していただきたいことです。
 
  朝礼などで「当たり前のようですが、ここに参加しているのは貴重なこと」と出席している生徒を称えています。本校の朝礼では整然と整列し、静かに話し手の内容に耳を傾け、聞いて反応する生徒の姿が見られます。当たり前のようで素晴らしい資質なのです。重ねて当たり前のようですが、出席自体に大変価値があります。学校へ送り出していただいている保護者の皆様のご協力に感謝いたします。
 
    校長会で抗議を申し立てることを検討していますが、一部の塾では、合格実績を上げるために、学校を休んで受験に集中せよ、と公然と指導するとのことです。インフルエンザが流行する季節に、受験教科ではない時間がある学校の授業は短期的に必要ないかもしれません。しかし、中学校は義務教育であり、高校入試のために自己の都合を優先させることが、人格の完成を目指す教育の理念に反していることを考えていただきたいのです。これからの時代に求められる人材が、将来にわたって自己の都合を優先させる「学習」をすることは正しいことなのでしょうか。自己優先の考え方が全体に波及する恐ろしさは、右へ倣えで日本的なのかもしれませんが、断じて容認できません。本校の課題として、これからも継続して繰り返し、ご協力をお願いしてまいります。
 
   公立中学校として、「受験は団体戦」であることを保護者の皆様に改めてお願いします。仲間や先生に支えられて励ましあってきたことの価値を感じながら、試験問題に向かう方が、力を発揮できるはずです。進路の決定が人によってバラバラのこの時期、自分以外のみんなの気持ちを考えながら我慢する心は、今しか鍛えられません。ぜひそれを乗り越えて、最後の一人の進路が決まるまで、励ましあってほしい、そう願います。3年生には直接伝える機会を先日もらいましたが、長い人生の中で挫折を味わい、うまくいかなかったときには、あきらめない心が頼りです。誰かのせいにしないで自分で乗り越えないといけないのです。そこには道が支えてくれた人がいて、努力する自分がいる、日常の生活の先に開ける将来を信じて、団体戦に臨ませてください。

2/15夢!自分!発見プログラム

2017年2月16日 16時06分
報告事項

2/15(水)午前中いっぱいの時間で1年生が、コミュニケーションスキルを高める「夢!自分!発見プログラム」を体験しました。進路指導・キャリア教育の一環として、将来に生きる内容でした。
 ご協力いただいたのは、進行役のNPO法人 キーパーソン21(代表理事 朝山あつこ様)の皆様6名と、研修の一環で講師として生徒たちに対応してくださったスカパーJSAT株式会社(広報・IR部長 鈴木鋭美様)の皆様18名です。さらにはスカパーJSAT取締役副社長 仁藤 雅夫 様の「職業人講演」まで組み込まれたプログラムです。目的は以下の通りです。

 1 大人とのコミュニケーションを交わす経験から、「言葉遣い」「態度」「熱意」「論理性」「愛嬌」という要素を体感的に身に着け、自分自身に自信を持つきっかけを作る。
  2 多様な生き方や価値観を学び、将来の生き方や仕事について考える。

 コミュニケーションゲームは、三つの関門に分かれ、大人の講師を相手に
伝える →病気で休んでいる友達の家を訪ねて、家族に配布物を届ける
尋ねる →修学旅行中に京都市内にいる町の人にスカパー寺への道を教えてもらう
お願いする→兄弟姉妹が保護者に携帯電話を買ってもらう設定で交渉する
 それぞれ講師から点数をつけてもらい、たっぷりほめてもらうチーム対抗戦でした。かつて中学校国語科教員だった時の「話す・聞く」で似たような設定で授業開発していたころを思い返して見ていました。終了後、生徒たちの感想や直接聞いてみた答えからみると、生徒たちは十分楽しめたようです。真剣に説得にあたる様子は、自己表現を工夫し、十分目的を果たせたように受け止められました。また、生徒に対してくださった皆様ご自身が、生徒たちの成長を感じ、やりがいを感じてくださったようです。成果を共有する場にも同席しても、二回目の講師役、他校でも体験したという方もいて、本校の生徒たちの様子に感心しきりでした。生徒たちとのやり取りを、ずっと見ていましたが、きっとそう感じてくださっただろうと納得できました。
 「職業人講話」も、通信衛星事業の壮大な希望と、ご自身の幼少時からのエピソードを紹介いただき、生徒からの質問も相次ぎました。大いに触発されたようです。
 ご支援・ご協力いただいた皆様に、心から感謝申し上げます。

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