この度同窓会のご厚意で学校銘板(表札)を寄付していただくことになりました。本校の正式校名は「港区立高陵中学校」ですが、長らく「東京都」がついた学校銘板が掲出されていました。この機会に正式名称を掲げられることとなり、同窓会の皆様に感謝申し上げます。今後工事を行いますので、記念写真を撮るなら今のうちにお願いします。「インスタ映え」のスポットとなるかもしれませんよ。HP70周年記念企画でも紹介しておりますのでそちらのページもご覧ください。
都立高校の入学者選抜は、中学校での評定を半分程度参考にします。東京都でのいわゆる内申点は、3年生の1.2学期の校内の成績で算定されます。その信頼性を確認するため、各区市中学校校長と教育委員会で、成績一覧表調査委員会が組織されます。1学期の時点では予備調査が行われます。お陰様で本校は問題なしと認められ、新学習指導要領での新観点の理論的な内容を各校と確認しました。
新観点では、「主体的に学習に取り組む態度」の考え方が大切で、学習活動について粘り強く取り組んでいたか、学習を調整していたか、が問われます。繰り返し説明してきましたが、例えば、試験の後に誰かのノートやワークを写して提出しても、評価されません。資質能力を育成するために、教員自身がわかりやすい説明をするのでなく、生徒がいかに考えるかを授業で展開します。まだまだ課題はありますが、これからの時代に必要なことですね。
三者面談は、1学期の学校生活をみんなで振り返る機会です。よく努力した点を大いに認め、課題がある点を生徒本人に自覚してもらうのが目的です。1学期の各担任の所見を読んでいると、生徒たちと過ごした時間と空間が存在したことが伝わってきます。
もちろん内容に納得がいかないことがあれば、その場でご指摘ください。認識が違っていることもあり、調べ直すと評定の集計に修正が必要なこともあります。前日までいろいろな目で確認しましたが、各教科での毎日の記録と集計までは追い切れません。しかし、基本的な評価の考え方は校内で統一し、指導と評価の一体化を目指した実践は何年もかけた準備の中で校内の共有化を行っています。評価の集計は途中経緯を透明化して保存し、確認できます。場合によっては教科担当から説明します。これからどうしていけばよいかが大切な評価評定です。
7/21港区は夏休み初日、東京都中学校国語教育研究会夏季研修会を本校で実施しました。ZOOM配信と参集の並行型で、東京都の国語教育の将来を皆さんで協議しました。講師の方には、ICT化の現状、デジタル教科書の実践事例紹介、オンライン研修の方向性を話題にしていただき、大いに参考になりました。その後はオンライン研修のあり方について、若手の意見を直接聴く機会を設定して、こちらもありがたい機会でした。会長として、新しい方法を試行錯誤して国語教育を発展させたい所存です。


本日は密を避けて体育館などを時間で分けて学年集会、学活、大掃除、終業式、生徒表彰、生活指導主任の話、通知表を渡す学活、という半日でした。教職員は打ち合わせ、職員会議、服務研修、校長は成績一覧表予備調査と中学校長会、戻ってきて明日以降の連絡調整と準備です。
終業式に参加した生徒の皆さん、共に無事にこの場にいたことはそれだけで大きな喜びです。2年生はオンラインteamsでの参加でしたが、少しは双方向性の試みが進んだでしょうか。表彰の2年生は体育館にいられました。
新しい形式の通知表は、新学習指導要領での初めての3観点での様式です。指導法研究と集計上のチェックを繰り返し行いましたが、疑問な点は教科に遠慮なく尋ねてください。指導と評価は一体化したもので、日常への結びつきを意識した改善のために行うものです。さて、納得いくものになりましたか?
緊急事態宣言下では一堂に集まることはできません。終業式は2年生がオンラインで参加し、1.3年生が体育館で実施します。長らくお待たせした各表彰を行うため、表彰される2年生だけは体育館で表彰します。様々な制限がある中、皆さんの努力に少しでも報いたく、工夫します。順番に参加しない学年をローテーションします。2学期の薬物乱用防止教室は1.2年生が体育館で、3年生がオンラインで参加します。ご理解お願いいたします。
なんと言っても夏休みを迎える生徒たちへのはなむけは、気になることの相談です。本日もたくさんの皆様のお世話になり、校内でも様々な準備に明け暮れた一日中でした。コロナ禍の中、学校からの発信は少しずつ行いますので、ご確認ください。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
ところで、Facebookの公式版は「港区立高陵中学校 未来創造プロジェクト」です。以前にどなたかが開設されたものは、学校が感知していないのでご注意ください。
交通安全教室の後、2.3年生は離任式で渡邊利恵子先生をお迎えし、別れの機会としました。生徒代表の保健給食委員長SCさんの挨拶はユーモアを交えながら、花束贈呈役の前保健給食委員TRくんのエピソードを紹介しながらしっかり御礼とお別れを述べていました。立派ですね。渡邉先生のお話に心動かされた皆さんが多かったのではないでしょうか。


明日7/16(金)は5校時が交通安全教室、6校時が離任式です。共に全校生徒を一堂に集めることなく、オンラインを活用して実施します。
交通安全教室は麻布警察署と連携して、交通事故被害者の会から高田香様をお招きします。昨年度も交通事故被害者の会の皆様をお招きしましたが、コロナ禍の学校再開直後だったため、貴重な実例だと言われていました。今年度は形式を工夫しての実施です。
離任式はお世話になった養護の渡邉利恵子先生をお招きします。
それぞれ心に残る機会になることを期待したいですね。
東京みなとロータリークラブ様から消毒用アルコールとスタンドの寄付をいただきました。早速使用してみます。楽しくペダルを踏む生徒たちの姿が想像できます。


7/14(水)校内研修会で理科研究授業と協議会を実施しました、2年3組の生徒はよく取り組み、校内での評価の在り方について貢献しました。
主体的に取り組む態度をどのように評価するか、研究授業の提案を元に、担当の指定された班を各教員が観察して協議する計画です。学習指導要領理科第一分野 2学年酸化と還元の指導事項をどのように学習させ、資質能力を育成するか、が基本です。さらに今回は緊急事態宣言の中、「対面で頭を寄せ合う実験は禁止」と制限の中で計画することを命じていました。この課題を元に、いかに生徒を面白がらせて、知識の伝達でなく社会との関連を意識させるかが見所です。
第一理科室の机の上には防護板が置かれ、各班で実験を行わず、班の分担に従って教員机の前に出て、実験の様子を実物投影機で拡大して全員に示しました。班の中の分担で説明する者、補助する者、板書する者等に分かれて取り組み、意見交流と個人の考察の時間を確保してワークシートに取り組ませました。
課題として指導目標の明示はあったものの評価規準の説明がなく、客観的を求めるワークシートでの発問設定を改善することとなりました。校長講評でそうした確認を行い、東京都施策連絡協議会資料をもとに東京都の方針を説明しました。社会が求めるのは知識でなく資質能力であること、ICT化の一層の進行、入試問題の変革等、どのように教員が取り組むか、保護者の皆様と連携していきたく存じます。

