書初め展の機会に、書初め学習の意味を簡単に解説します。中学校書写では、普段書く文字を速く美しく書くための基本を学ぶのが目標です。書初めはその象徴で、それぞれの学年の学習内容が達成できているか、が審査のポイントです。ちなみに以下が学年の内容です。「書写に関する次の事項を理解し使うこと」が共通で、わかって書いているか、が大切なのです。他の文字に応用できなければ意味がない、ということです。
1年(ア)字形を整え、文字の大きさ、配列などについて理解して、楷書で書くこと
(イ)漢字の行書の基礎的な書き方を理解して、身近な文字を行書で書くこと
2年(ア)漢字の行書とそれに調和した仮名の書き方を理解して、読みやすく速く書くこと
(イ)目的や必要に応じて、楷書または行書を選んで書くこと
3年(ア)身の回りの多様な表現を通して文字文化の豊かさに触れ、効果的に文字を書くこと
連休明けは学校公開(~1/17 ※実質1/18)と校内書初め展(~1/21)です。どうぞご参観ください。書初めは本日審査を行い、金銀銅賞の付箋をつけて展示します。
ところで、毎年ご案内しておりますが、小中学校での毛筆・硬筆の学習は「書写」と呼び、高校以降の「書道」とは違って必修です。
そもそもなぜ毛筆の練習をするかというと、毛筆をうまく書くためではありません。実は普段書く文字を速く美しく書くための基本として毛筆を練習するのです。
学習指導要領では、「知識及び技能」の内容 (3)我が国の言語文化に関する事項 書写に位置付けられ、以下のように説明されています。
「ここに示す内容を理解し使うことを通して、各教科等の学習活動や日常生活に生かすことのできる書写の能力を育成することが重要となる。特に、我が国の伝統的な文字文化を継承し、これからの社会に役立つ様々な文字文化に関する『知識及び技能』について理解し、文字を効果的に描くことができる力を育成することが大切である。」
1/8-1/10で、本校のインフルエンザ罹患者は3名です。その他にも高熱がある生徒もいて、集団での健康が心配です。どうぞお気を付けて。本日発行の「健康だより」(養護・渡邉作成)で対応について記述がありますのでご覧ください。
インフルエンザと診断されたら、出席停止です。欠席にはなりませんのでご安心ください。登校までは、「発症した後5日を経過し、かつ、解熱した後2日を経過するまで」の条件がありますので、医師の指示に従い、ご家族への感染拡大にもご注意ください。
健康だより202001.pdf
学校だより1月号で「AIに対抗する人間の強みとは」と題しましたが、果たして内容にふさわしいものであったか、読み直すと汗顔の至りです。とはいえ、中学生という素材をお預かりし、何とか将来へ送り出したい志は変わりません。
新学習指導要領は小学校で来年度に全面実施、中学校で令和3年度に全面実施となります。「予測困難な時代に、一人一人が未来の創り手となる」という理念を実現するよう着々と準備を進めています。「主体的・対話的で深い学び」を学校全体で考え、必要な資質・能力の育成を実行できるよう取り組んでまいります。
三学期は来年度への準備期間であり、3年生を新たな進路に送り出し、1.2年生たちの上級学年への意識を喚起させる期間です。短いこの期間を充実させたいものです。
改めて、新学習指導要領の基である中教審答申の中にある以下の言葉を紹介してみます。
「人工知能がいかに進化しようとも、それが行っているのは与えられた目的の中での処理である。一方で人間は、感性を豊かに働かせながら、どのような未来を創っていくのか、どのように社会や人生をよりよいものにしていくのかという目的を自ら考え出すことができる。多様な文脈が複雑に入り交じった環境の中でも、場面や状況を理解して自ら目的を設定し、その目的に応じて必要な情報を見いだし、情報を基に深く理解して自分の考えをまとめたり、相手にふさわしい表現を工夫したり、答えのない課題に対して、多様な他者と協働しながら目的に応じた納得解を見いだしたりすることができるという 強みを持っている。」「中央教育審議会答申」(平成28年12月21日)
公教育が担う平等性を忘れず、生徒たちに大きな期待をかけたいところです。AIに対抗する人間の強みを追究する1年にしたいところです。
令和2年の始業式を終え、生徒たちの表情を確認することができました。様々な葛藤を乗り越えて、1/8に登校してくるのは、当たり前とはいえ素晴らしいことなのです。冬季休業中の報告はありますが、初日に新しい気持ちでそろった生徒の皆さんを嬉しく迎えました。冬季休業中には東京都生徒会サミット、東京駅伝練習会、部活動など生徒の活動がありましたが、一堂に会するのは感慨深いものがあります。関係諸機関との連携を踏まえ、本年も教育活動を進めます。二名の転入生を迎え、237名で三学期を再開します。本年もどうぞよろしくお願いいたします。冬季休業中にHPの更新を停止しておりましたが、12/26-1/7にかけて18588という多くのアクセスをいただき、恐縮しております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
緊急の連絡は、学校でなく、関係諸機関を優先してください。生徒と保護者の皆様の無事を、そして年末年始のご家族の時間を大切にしてくださることを、皆様のご多幸をお祈りします。
12/23付の生活指導部からのお願いです。ご参照ください。
冬季休業中の生活について.pdf
生活委員会が呼びかけて作成した人権標語について、年明けに表彰があります。事前にお知らせします。(敬称略)
表彰 ・各学級より1名学級優秀賞(生活委員と各学年教員の選出による)
・校長賞1名(全学年より1名 最優秀賞)
・副校長賞1名(全学年より1名 優秀賞)
1-1…SI 友達の個性を笑って楽しいの?
1-2…SC 「生まれた性」の強要をやめ、「心の性」を受け入れて
1-3…MM 心の傷 あなたには見えますか
2-1…AR 春は桜 夏は橘 秋は菊 いづれの花も 良さはそれぞれ
2-2…KR そのいじめ 見て見ぬふりも共犯者
3-1…SK 誰だって幸せの量は変わらないはず
3-2…KB 人によって性格、みため、考え方が違うなら 普通って何だろう
副校長賞…3-1YY 差別のない世界をつくろう 私達で
校長賞…3-1KK 人間において同じ人はいない 正解の無い多様性
12/13付で報告いたしましたが、10/26(土)学芸発表会で行いました募金活動について改めて報告いたします。台風災害義援金として日本赤十字社を通じて被災地に寄付いたしました。短時間での募金活動にもかかわらず、多数のご協力をいただきましたことに感謝申し上げます。
生徒会募金会計報告.pdf
昨日12/23の全校朝礼で表彰された書道部の内容についてお知らせします。ご指導いただいている片岡先生に心から感謝申し上げます。
全国書画展覧会は、日本一の筆の生産量を誇る「筆の都」広島県熊野町が主催する展覧会です。文部科学省、広島県、広島県教育委員会の後援で開催し、「筆を持つことは、様々な伝統文化の基礎基本につながり、日本人の心の教育にもなります。心の教育の一環として、子供たちの文字感覚を高め、文化芸術を広く奨励していくため」に実施されているようです。書道部の皆さん、良い作品が仕上がったようですね。
全国書画展覧会 書の部
金賞 3-2SMさん 3-1MTさん 3-1MRさん 2-1YSさん 2-1MKさん 1-2MSさん
銀賞 3-1KKさん 2-2SYさん 1-2TTくん 1-2KSくん 1-2OAさん 1-2STさん 1-3SYくん
明日は二学期終業式です。通知表で二学期の生徒の生活の様子を報告します。所見の確認だけでなく、評定について二重三重のチェックを行い、場合によっては評定者である教員とじっくり話し合いました。目標に準拠した評価(いわゆる絶対評価)の在り方や教育的な価値、自戒すべき重点を確認し、責任をもって算出したかを確認しております。評価者の思いが生徒に伝わるか、保護者の皆様にご理解いただけるのか問い直した結果ではありますが、疑問の点がありましたらお問い合わせください。