本日1年生理科は、エネルギー 第3章 力による現象 「力がつりあうための条件」で研究授業です。講師にお茶の水女子大学 サイエンス&エデュケーションセンター特任講師 大崎章弘先生をお招きして指導助言をいただきます。ばねばかりと重りを使用して、クリップに働く力を確かめる実験が導入です。密を避けて3人グループでの短時間の実験で、厚紙に力を加える実験に進みます。実感を伴えるといいですね。
実物投影機で先生の手元を見本として全体に示し、タブレットでグループの様子を撮影して全体に示すなど、工夫しながら本時の目標に迫ります。


オンライン授業は今のところ学活での指導にとどまっています。区の規定の範囲で、教員の授業を自宅にいる生徒に見せながら授業をしています。3年の国語の授業で教員の姿と板書、教室の生徒の声だけのやりとりですが試みています。
受験を想定した作文の授業だからこそ、できる部分かもしれませんが、教室の笑いも届けられました。私立高校推薦入試が終わった生徒たちが登校してきて授業に加わってきました。


技術科ではICT教育の基本を学びます。本日はタブレットの使用と片付け、二進法の学習、自分の好きなものの紹介プレゼン制作等、基本を学習させるので大変です。1.2年生は週に1時間、3年生は2週間に1時間しかない限られた時間で、奮闘中です。生徒の不正使用は厳密には取り締まるのは難しいでしょうから、情報モラル教育の必要性は様々な場面で問われます。本校の道徳授業地区公開講座でも情報モラルを扱います。


多人数の生徒への一斉指導技術は、実は日本が世界に誇る水準にあります。もちろん、生徒と教員が協力して成立するのが授業ですから、基本的な信頼関係が大切です。信頼関係を構築していくのは、毎日の積み重ねです。きちんと生徒と向き合うことが大切であるのに加え、保護者の皆様のご支援が教育効果を高めるのは言うまでもありません。
高陵ティーチングスキルは、項目だけ示すと以下の5点です。
1 目標の明示 2 明確で端的な指示 3 話し合い指導の基本⑴自分の考えをもって話し合いに参加 ⑵話し合いに全員参加 4 一往復半の言語活動 5 フィードバックの活用
基本的な指導技術の体得は極めて大切です。以下は本日の1年生理科の教室での一斉授業です。発問・指示が端的に示され、大型モニターに準備した理科教材を生かして、生徒たちとの一往復半の言語活動の局面を設定しています。ワークシートの活用とフィードバックは当然のように定着しています。


2年生の数学科の授業です。タブレットの使用を様々な場面で進めています。説明画面や生徒の答案を実物投影機で拡大したのは今までも実践していましたが、生徒がタブレットで答えを送信したり、生徒が発表に画面上に手書きしたり、エアドロップを使用したりと活用を試みています。ある場面では「紙に書く方が早いけどね」、「みんなの方がタブレットの技術があるから教えてね」と教員が言いながらも生徒たちはどんどん慣れていく様子がありました。また、余裕ある生徒が自然に友達に教えてあげる姿にも、本校の生徒らしさが現れています。2年生たちも集団として確実に成長しています。


技術的な課題があるものの、1/16(土)のオンライン保護者会が実施できました。生徒一人一台配布のタブレット端末を活用して、様々な可能性を探ります。学年保護者会の際には、教員の操作方法に御助言までいただいた例があり、誠にありがとうございました。オンラインでは、ご質問ご意見に即座にお答えできる利点がありますね。お顔を見ながら話せるのも、対応に大変助かります。
ご参加の皆様は、以下の通りです。
全体会123名、1年70名、2年53名、3年43名
学校全体の方針と行事の中止と実施の基本については全体会校長挨拶で説明しましたが、不明な点はお問い合わせください。1/4(月)からの国、都、区との折衝について経緯を含み、計画した内容が全面見直しとなりましたが、ご理解ご協力のほどお願いいたします。学校だよりでお知らせした方針について、ご確認お願いします。
1/12(月)-1/16(土)学校公開、展示発表会は生徒だけの実施、2/8(月)-10(水)1年移動教室は中止、2/5(金)2年校外学習都内巡りは3/5(金)に延期、などです。
本日、2年生は先日のキャリア講話発表会が行われました。昨年度からの進歩は素晴らしく、静粛に整然と進行しました。右肩上がりの2年生らしい発表会でした。相手意識目的意識を明確にするのが本校の発表会です。本校の求める内容に一気に追いついてきました。ただ、高陵コミュケーションスキルでは、一往復半の言語活動という基本があります。発表を聴く際には、質問を前提に聴くのが校内の共有事項です。今回は質問が限られていたため、必ず質問する設定をすると良いでしょう。クイズも聴き手の興味を引いた後、解説が必要なこと、プレゼン画面の文字数、発表の際の視線等、を意識するのがこれからの課題です。指導のしがいがありますね。
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公立中学校は時間と空間を仲間と共有することに価値を求めます。3年生が受験期を迎える際には、生活リズムを保つためにも、平常通りの登校を勧めてきました。「受験は団体戦」なのです。実績ある卒業生たちも口を揃えてその効果を伝えてくれ、ここ数年の校内にはすっかり定着した感がありました。私立中学校入試の際の港区公立小学校での少ない登校風景とは異なり、良識ある保護者の皆様のご理解ご協力に感謝してきたところです。しかし今年は非常事態宣言の中にあり、強くは勧めません。ご家庭でよく検討の上、選んでいただいて結構です。もちろん全校で感染症防止に努めていますが、落ち着くための気持ちを第一にしてください。