連絡事項
本日3/7(火)5,6校時(13:40-15:05)体育館で「進路を語る会」が行われます。
3学年が担当し、目的は以下の二点が挙げられています。
1 最上級生が進路決定に至るまでの過程において学んだことを下級生に伝え、下級生の進路活動を啓発する。
2 高陵中の伝統的な企画を継続することで、最上級生から下級生へ伝承させる。
3年生が話すのは以下の内容です。
1 高校の種類の説明
2 小論文の紹介
3 集団討論の説明・実践
4 実践面接練習(個別・集団)
1、2年生は説明に対して質問し、3年生が答える、といった進行のようです。なかなか大変なことですが、準備に時間がない中、3年生と、3学年の先生方にお願いしています。心が伝承できるとよいですね。
本日の生徒朝礼では、定例の生徒会長・各種委員会委員長からのあいさつ・連絡に加えて、本村小からの依頼で、募金協力のメッセージが放映されました。
生徒会長・各種委員会委員長の話は、いつもながらよく整理され、しっかり伝達できています。この先期待したいのは、あらかじめ用意した原稿を読み上げるのではなく、自分の言葉でみんなに「話して」ほしいということです。限られた時間の中で必要なことを伝えるには、原稿の音読は仕方ないことなので、場合を考えないといけませんが、「文字言語の音声化」は「音声言語(話す聞く)」とは違う行為です。「書く」で例えるなら、肉筆の原稿と活字の違いです。これからそうした共通認識を、校内で進めていく予定です。
本村小からの映像メッセージは、つながりがあるカンボジアのロンリースマイル小学校への支援をアカデミーの学校に呼び掛けるものでした。本校では、連携して募金を行います。
3/7(火)-3/10(金) 8:10-8:20に生徒会が昇降口で呼びかけ、募金箱を用意するとのこと、年度の最後の募金活動です。
PTA役員の皆様には、大変お世話になっております。
今年度は年度末のお忙しい中、二度にわたる臨時総会を開催していただいています。
2/16(木)17:00-17:30 規約改正
3/4(土)14:10-14:40 新役員承認
という議題です。2/16については、①会計関連 ②委員会統合 が内容で、より信頼されるものとなったと認識しています。規約見直しが必要と学校も認識し、正式な総会の招集をお願いしたため、重ねてお手数をおかけいたしました。PTA実行委員会での皆様からの十分な意見交換を経て、改正に至りましたこと、尊重したく存じます。
3/4についても、指名委員会の皆様の御苦労を経て、決定に至る重みを十分認識しております。役員の皆様の中には複数年にわたり引き受けてくださる例もあり、本当に頭が下がります。会員である保護者の皆様にも、その事実を十分認識して、子どもの成長に資するPTA活動にご協力をお願いいたします。
本日は都立高校一次・分割前期の合格発表・手続きの日です。3年生の朗報を期待したいところです。とはいえ一番大切なことは、現実を受け入れて前に進む、ということです。以前にも伝えたことですが、「決まった進路先が最良の進路先」なのです。進路選択をしてきた中で、十分検討を重ね、合否の場合を予想して決定したはずです。何かの縁があって決定した進路先を、本来の希望ではない、とくよくよしても仕方ありません。割り切って考え、この先をどうしていくかを考えた方が得策です。
1年生の港区の国語教科書で故事成語について学習するはずです。資料集などで学んだかもしれませんが、表題の「(人間万事)塞翁が馬」という言葉があります。故事成語自体、中国の故事にちなんだ言葉ですので、故事を知らないと言葉と意味がまるで結びつきません。「塞翁が馬」とは、広辞苑では次のように掲載されています。「塞翁の馬が逃げたが、北方の駿馬を率いて戻ってきた。喜んでその馬に乗った息子は落馬して足を折ったが、ために戦士とはならず命長らえたという故事。人生は吉凶・禍福が予想できないことのたとえ。」(淮南子・人間訓)
今悩んでいることや、思い通りにいかないと悲しんでいることが、長い目で見ると素晴らしい成長や幸運に結びつくかもしれません。また、進路が早く決まったことが、油断した気持ちを招いて新しい環境でつまづくかもしれません。さて、団体戦に臨んでいる3年生たちはどう乗り越えていくのでしょうか。
学年末考査最終日、明日は都立高校一次・分割前期合格発表・手続です。生徒にとっては、もう少しの辛抱、という一日でしょうか。
本日の給食は、給食だより・献立表でご案内の通り、
ちらしずし 菜の花のすまし汁 ほうれん草のごま和え 白桃ゼリー
というひな祭り献立です。3年生の給食が3/2・3/3(卒業遠足)にないため、栄養士が配慮して本日実施します。刻みのりが加えられる春らしい内容です。緊急情報でお知らせの通り、東京都・港区からの通知で、食の安全が確認できたため、予定通り実施します。安全に配慮するのは言うまでもありません。
学年末考査が全校で始まりました。一年間の学習のまとめとなる大切な試験です。当たり前ですが、みんなまじめに受験しています。
三年生の皆さんは都立高校学力検査に続き、試験続きです。本校では授業時数確保のための工夫として、試験前の一時間を少人数指導実施教科の補充として復習プリントを作成して学習を行っています。
また本日は校長会を通じて慶應義塾大学からの依頼で、研究プロジェクトで開発・利用しているテスト項目を含んだ調査の実施に協力しました。全校で、20分間で国語と数学のテスト形式の問題に取り組む時間を朝の学活後に設定して、学習しました。
「日本子どもパネル調査」(JCPS)で使用している学力テスト項目間の等化のために、ブリッジ問題として利用予定」とのことです。今後慶應義塾大学とは連携を深めていけるとよいですね。
本日は都立高校一次・分割前期学力検査です。今頃、受験生の皆さんは緊張した面持ちで試験会場に向かっているでしょう。遠くからエールを送ります。答えに迷ったらテレパシーで励ましたいです。健闘を祈ります。
月・金は昼トレタイムの体育館で、毎日の校庭で、男女問わず元気に遊ぶ高陵の生徒たちです。転入生もさっそく一緒に遊んでいて、受け入れる周囲の生徒にも感謝したいです。校庭での球技はサッカー禁止・キック禁止です。周囲の様子を考えてルールを守るのも大切です。だからこそある程度安全な遊びが成り立ちます。体育館では昼トレタイムで球技を順番に実施しています。これもまた微笑ましい様子です。校庭の向こうには六本木ヒルズ森タワーが望める高陵ならではの光景です。
明日2/24(金)は都立高校一次・分割前期学力検査です。いよいよ正念場、という生徒も多いはずです。三年生諸君の健闘を祈るばかりです。体調を整えて、明日に備えてください。
また、午後から学校保健委員会を実施し、本校学校医の皆様をお招きしてご意見を伺います。
本校保健主任と学校栄養士が、今年度の健康診断結果と保健室の理由状況や、給食及びアレルギー対応について報告します。また、テーマを決めて皆様と協議する予定です。
「最近気になる病気やけがの対応について」これは確かに興味深い内容です。
290222学校保健委員会.pdf
先日紹介した「防災ノート活用促進月間」での防災標語コンクールの本校生徒作品が、のぼりになりました。学校に届きましたので、先日から校門入口と生徒昇降口に掲出しています。1-3ISさんの作品です。さすがの標語です。震災時には訓練の経験がカギとなりますね。
報告事項
入学予定小学生・保護者説明会 2/18(土)14:00-15:00
64世帯、100名を超える参加者があり、盛況に終わりました。新入生数は、学校運営に関わる大きな要素です。本来なら地域の子どもを受け入れて、手厚い教育ができる小規模校が良いのです。ただし、学校は生徒数によって教職員の定数が定められていますので、重大な問題です。勤務年数の上限等が相まって異動があり、限られた条件から学校の体制を整えねばなりません。
本校は11/7現在、港区教育委員会発表の「学校選択希望集計表」によると、通学区域内の入学予定者数137名、通学区域外からの希望者数78名の合計215名です。ところが何年かさかのぼってみても、38-39%しか高陵中に進学せず、進路を私立中等に決めるようです。いかにも地域がらという傾向です。せっかく「高陵アカデミー」として小学校と連携しても、継続性が希薄になるのです。
それだけに、進学先として本校を選択してくださった皆様は、思春期の子どもを育てる同志とも言えます。その同志の皆様に向けて、このたび「校長あいさつ」を更新しましたので、詳細はそちらをご覧ください。さて、新年度をどのような編成で迎えても、保護者・地域の皆様のご協力をお願いするしかありません。
ちなみに新入生が81名を超えると晴れて三クラスとなり、71~80名だと中学一年次のみ三クラスで二年からニクラスとなります。現在の本校一年生は74名の在籍ですから、8名の転入生が現れない限り、来年度はニクラス編成となります。つまり今年度一クラス当たり25人編成が、来年度は37名となるのです。人数が12名も増加する学級担任の負担は計り知れなく、生徒の自覚と、保護者の皆様の一層のご協力が欠かせません。
財務省は一刻も早く、文部科学省の予算要求を認めて、35人学級を実現させないと、国が滅びてしまいます。ブラック化する教員の勤務状況は、個人の努力の範囲を超えています。日本の行く末は、身近な問題に結びついているのです。
2/17本校で東京教師道場 部員による公開授業が行われました。
東京教師道場とは、将来有望な教科指導に熱心な若手教員を東京都に推薦し、2年計画で指導者のもと、指導技術を磨くグループ研修を行う制度です。部員による公開授業は2年次の終わりに行い、全都と勤務校の地域保護者にも授業を公開し、成果を公表するものです。普段の指導教官と研究仲間は参加せず、協議会まで設定して成果を共有するため、高陵アカデミーの小学校にも参加をお願いしました。また、英語の実践家として全国的に名高い赤坂中学校主任教諭 北原延晃先生を講師に迎え、足立区、葛飾区、町田市等からも参加者が集まって協議を行う機会となりました。
公開授業では本校英語科 谷田から、ほぼオールイングリッシュで構成され、ビンゴやチャンツ、NTとのティームティーチングで進行するのは日常のまま実施し、生徒が英語で疑問文を思考するための指導が提案されました。「YesやNoで答えられない疑問表現<疑問詞>」がテーマです。生徒たちは自分の背中に貼ってある人物を、友達とのコミュニケーションの中で全て英語で考え、尋ね合う学習活動を行いました。生徒の表情や感想からも、大変充実した様子が伝わってきました。成果と課題について改めて確認します。
協議会・講演は私(校長)にも大変有意義で、勉強になりました。また後日。
「人権問題体験学習会」として、ボッチャ体験・講演会を計画いたしました。年度途中ながら東京都人権啓発センターのご支援を得て、決定いたしましたのでお知らせします。全校の生徒たちに、プレゼントになれば幸いです。人権教育の一環、また、オリンピック・パラリンピック教育の一環として、障害者スポーツ交流の機会を設定します。
機会をいただいた計画は以下の通りです。
日時 平成29年3月9日(木)13:35-15:25
会場 本校体育館
内容 ボッチャの体験や現役選手、コーチによる講話を通して、子どもたちが障害者の人権について考えるための機会を提供する。競技を始めた経緯や日々の生活で感じる思いなど、講話を中心に展開。代表生徒が競技を体験し、また選手・コーチと交流できる時間(質疑応答など)を設ける。
講師 藤井 金太朗 様(JAPAN強化指定選手BC4クラス)
蛭田 健一郎 様(日本選手権ベスト8 BC2クラス)
佐藤 勝枝 様 (東京ボッチャ協会副会長)
先日参加した港陽中の研究発表会の講師は、アテネパラリンピック視覚障害クラス男子マラソン金メダリストの高橋勇市 様でした。パラリンピック優勝タイム2時間44分24秒という素晴らしい記録の陰にあった苦労の数々は、大変重みがありました。持たせてくださった金メダルの重みと同様に。高校時代に病気を診断され、二十歳で失明するとの宣告に自暴自棄になった日々、失明後のマラソン挑戦のきっかけ、伴走者とのトレーニングなど、エピソードに事欠きませんでした。海外では、どこに行っても白杖の姿に声をかけてくれたり、地下鉄に乗ればあちこちから席を譲るために服をつまんでガイドしてくれたり、との話は、考えさせられました。「日本の鉄道車内で、いまだに席を譲られたことがない、本当はトレーニングのために立っていたいけど、この年になっても席を譲ってもらった経験がない」とのことでした。来る2020東京オリンピックパラリンピックには、障害者に対する意識は進歩できているのでしょうか。少しでも助けになれるよう、心を育てる教育に努力したく存じます。
私自身、亡父が視覚障害者で、幼いころの葛藤は辛いものがありましたので、苦労が身につまされます。講師が、「親族に障害者がいる人は?」との問いかけに素直に挙手できたり、事実を隠さず口にできるようになるまで、だいぶ長い時間がかかりました。日本では、視覚障害者の鉄道ホーム転落死事件が後を絶ちません。差し伸べてくれる手や声や心があれば、防げるものです。亡父の時代は、外出すらためらいがちでしたが、少し時代が変わりました。とはいえ、席を譲らない現実があります。正しい認識が、違いを認めるという基本に立ち返り、生徒たちに機会を作ります。
3/9に保護者・地域の皆様も、どうぞご参加ください。席を用意してお待ちしております。